下記のテーマに関連
経営・事業活動におけるインパクトマネジメントの重要性を理解・説明する
インパクト、インパクトマネジメントの具体的な活用方法について理解・検討する
インパクトマネジメントの実務上の課題について知る
インパクト評価を活用したレポーティング・コミュニケーション
「インパクト」とは、企業にとっては中長期的な価値創造ストーリーそのものであり、企業・事業・投資の真の魅力を、創出するインパクトの視点から定量的・定性的に表現するために、社内外報告に含めるべき主な構成要素から逆算しつつ、具体的なインパクトを全体感をもって整理していくことが重要となります。
「中長期的価値創造ストーリー」は投資家・企業双方において今後の関心がさらに高まり、市場全体としてブラッシュアップが進んでいくテーマであると想定される中、投資家などを含む社外とのコミュニケーションや企業価値の向上において重要性を増していくことが想定されます。
「事業の継続的な成長性、収益性向上との関係性をより明確に示すべき」
「社会貢献的なCSRの重点課題の掲載にとどまり、企業価値向上や企業戦略との紐づけが不明である」
「ストーリー性まで完備しているケースは少ない」
ESG情報開示研究会 活動報告書 2022(一般社団法人ESG情報開示研究会)より
コミュニケーションに含めるべきポイント
ステークホルダーとの対話を円滑・活性化するためには、最低限以下のような要素について対話していく必要があります。
課題設定
課題設定およびその設定背景 | どんな課題を解決するのか、どうしてその課題を解決する必要があるのか(パーパス、マテリアリティ) |
課題詳細定義 | 具体的などういった課題が包含されているか、どこまでを課題と捉えるか |
課題解決
解決方法全体像(インパクトパス) | 対象とする課題に対して、どのような解決方法が考えられるか、その経路は如何様か |
解決ストーリー | 中でもどういった経路・経路群が解決に対してインパクトをもたらすか |
課題解決状況の評価・報告
関係性が定量的に定義可能なKPI(全体KPI) | 解決ストーリーに鑑みて、注視すべきインパクト全体のKPI(市場指標)はどういう状況か |
関係性が定量的に定義可能なKPI(個社KPI) | 全体KPIの内、個社の貢献度はどの程度か、また個社のAction KPIに鑑みた際にその根拠は何か |
関係性のみが定性的に判明しているKPI | 定量目標の他にウォッチすべきインパクトKPI(全体・個社)はどういう状況か |
インパクトの活用例とimpactlake™の活用
上記のようなインパクトを活用したコミュニケーション方法は、以下のようなシーンでの活用が想定されます。
関連するシーン
- 統合報告書・IR・エンゲージメント
- ディスクロージャー(サステナビリティレポート、インパクトレポート等)
- 製品・サービスのプロモーション
- インナーブランディング・社員エンゲージメント
- 人材採用におけるブランディング・魅力付け
impactlake™の活用方法
impactlake™は継続的かつ実用的なインパクトマネジメントを実現し、その一つの出口として社外開示・社内対話を意識した機能を有しています。関連する機能とその具体的な活用イメージは下記の通りです。
- 主要な取組(事業・ファンド等)別のインパクトモデル(ロジックモデル)を構築・定量化まで実施し、ツール上で整理・整備された情報を基に対外的なレポート(統合報告書、サステナビリティレポート、インパクトレポート等)を作成・開示する
- 同じく、ツール上で管理したインパクト情報を基にインパクト会計・インパクト評価の簡易レポートをツール上で作成し、簡潔な説明や報告に備える
- 自社の取組に関してインパクト評価を実施し、ステークホルダーや主要投資家、あるいは従業員に対してダッシュボードで視覚的に自社の魅力や取組の進捗状況について可視化することで、自社の魅力をわかりやすく説明する
- インパクト開示機能(SDK)を用い、ツール上で管理・評価している自社のインパクト関連情報を視覚的かつダイナミックに自社IRページや採用ページなどデジタル媒体に簡易に掲載する
インパクトマネジメントの活用・検討
実務面におけるインパクトマネジメント、インパクト会計関連の情報はまだ公開情報が少なく、IMPACTLAKEでは手法論や活用事例、Tipsを可能な限り体系的に整理しておりますので是非ご活用ください。また、それらを最大限活用し継続的な価値創造につなげていくための体制・フロー構築を検討されている方はまずはお気軽にお問合せください。
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ツールのご提供・ご活用の支援のみならず、IMPACTLAKEでは「インパクトを活用した社外開示・社内対話」に関連したコンサルティングサービスを提供しております。継続的なインパクトマネジメントの実現に向けて、特定のテーマにおけるインパクト活用をまずは推進されたい方におきましては、柔軟なプロセス・ステップをご提案させていただきます。
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